お金を経験に変えてゆけ

「人生は愉しむためにあるのだし、相手が男であれ女であれ、会いたいと思ったときに会いたいし、そのときにしか行かれない場所、見られないもの、のめない酒、起こらないこと、がある。」

リノベの最難関、家探し

リノベで一番大変で心折れそうだったのは、家探し。フルリノベ向きの壊しがいのある物件は、なかなか不動産市場に流通しません。再販業者がすぐに買い取ってリフォームしてしまうんですよね。さらに私は探しているエリアがかなり限定的だったのもあって、結局家探しに9ヶ月もかかりました。

探し方

リノベ会社に希望条件を伝えておくと物件を提案してもらえますが、私は物件を眺めるのが好きなのもあって、毎日新着物件が出てないかSUUMO・HOME'S・カウカモのアプリを回遊していました。いつも見ていた条件は以下のような感じ。

  • 中古マンション
  • ◯◯エリア
  • 駅徒歩10分以内
  • 50平米以上
  • 間取り指定なし
  • 築年数指定なし

フルリノベ前提だとどうせ壊すので、あまり条件を絞りすぎずに広く見るのが良いと思います。

内覧すること20件

良さそうな物件を見つけたら、リノベ会社の担当の方に連絡して懸念点はないか見定めてもらいます。よさそうであればすぐ内覧。何件か見る中で、自分が惹かれる条件もだんだん具体的になってきました。たとえば私は以下のような感じ。

  • 大きな道路に面しておらず閑静である
  • 眺望がいい
  • 日当たりがいい

「これは買わないと後悔するかも…!」と思った物件はローン事前審査に進みつつ、リノベ会社の方に管理状況やリスク面をくまなく調査してもらいます。その過程で先に買われちゃったり、懸念点が出てきて見送ったこともしばしば…。結局20件近く内覧しました。

物件比較表をつくる

再販業者をはじめとするライバルに負けずに理想の物件を手に入れるためには、意思決定のスピードで勝たなければなりません。私はエリアの相場感を把握するために、物件比較表をつくっていました。

情報はダミーです

項目は以下。

  • マンション名
  • 価格
  • 管理費
  • 修繕積立費
  • 専有面積
  • 坪数
  • m単価
  • 坪単価
  • 完成年数
  • 築年数
  • リフォーム有無
  • 階数
  • 向き
  • 間取り
  • 最寄り
  • 駅徒歩
  • メモ

基本的には坪単価で見て、近い築年数の物件と比べて相場感から大きくハズレていないかチェックしていました。ただ、相場は立地や他の条件によっても変わるので、マンションレビューなどで同じマンション内の売買実績を見るのも大事だと思います。

目的を見失わない

なかなか物件に出会えずにいた頃、リノベ会社の担当の方に「このままだと買えない人になりますよ」と言われ、「諦めたほうがいいのかな…」「条件緩和したほうがいいのかな…」と頭によぎったことがありました。しかし、私はここで妥協しませんでした。なぜなら、私は家を買うこと自体が目的ではなく、その先にある、リノベーションで理想の暮らしを手に入れるのが目的だったからです!

「一部だけリフォームして自分好みにすればいいかな」「賃貸払い続けるなら早く買っちゃった方がいいし」などと自分に言い訳をしたくなってきますが、何のためにリノベーションしたいんだろう?という本来の目的に立ち返って頑張りました。

最後はときめき

相場感から大きくハズレてないか、管理に懸念はないかなど最低限のラインをクリアしていたら、最後はときめきです。投資用ならば話は別ですが、私の場合は自分が理想の暮らしをするためのリノベーションですから。ほしいものを買うのが一番!

最終的に私が購入した物件は、希望エリア内で、築40年超だけども新耐震基準適合、日当たりバッチリの未リノベ物件。相場よりはやや高かったのですが、その分値段交渉にも一部応じてもらえました。

ちなみに問い合わせ後、

  • 3日後 内覧&ローン審査
  • 7日後 リノベ会社や建築士と設計打ち合わせ
  • 11日後 ローン通過&申し込み
  • 12日後 値段交渉修了
  • 18日後 契約

と、3週間弱で全てFIXしています。こんなに大きな買い物を即断即決できたのは、これまでの家探しのプロセスで自分の軸がしっかり決まっていたからだと思います。


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